私はあまりリアルタイムでドラマは見ない(最終回まで一気見したいから終わるのを待つ)タイプなのですが、今期は『最高の教師』が気になって見てます。
松岡茉優さん、今回の役ハマってますね。芦田愛菜ちゃんも立派になって…(親か)
タイムリープものではありますが、問題のある生徒一人一人にフォーカスして彼らの心を解きほぐしていく、という学園ドラマの王道展開とサスペンス要素が加わっていい感じに進んでますね。台詞がたまに説教臭いのは気になるけどw
水カンの詩羽ちゃんがメインの第五話は、思うところが色々あった。
私は物心ついたころからとにかく物語を読んだり作ったりするのが好きで、頭の中は妄想だらけだった。
現実の世界のことは正直あまり興味なくて、授業中もほぼ漫画とか小説のことばかり考えていたし、大人になってもそのまま進んできた。
頭の中だけ見られたら「変わり者」と呼ばれたと思う。
でもそうならなかったのは、周囲に合わせて自分をチューニングしてたからだと思う。
私は変なヤツであると同時に、常識人でもありたかった。だから頭の中は見せないようにしてきた。苦手なことはいっぱいあるんだけど、無理やり取り組んできたというか。
そういうことに関しては、たぶん器用なんだろうな。
昔はまわりと違うことを考えている自分を認めたくなかった。
私はみんなと同じように、どこにでも飛び込んで、どんなジャンルの人とでも仲良くできる。仕事も人並みに出来て、必要とされる。多数決ではメジャーな意見の方に挙手できる。共感される意見が言える。
10代、20代の頃ってはみ出すことが怖いですよね。
いつからか、怖くなくなって無理はやめましたけど。
詩羽ちゃん演じる瑞奈が言った「誰かと違うことしかできないんなら、違った道から渡せるもので、誰かにとって必要な人間になってやる」
その言葉は私が今でも目指してることでもあるので、印象的でした。
そうだ、そうだ!
ていうか瑞奈さんは変わってるんじゃなくて、特別な才能があるだけだよね。
そんなんうらやましいだけじゃ。
みんなが興味あるものに興味が持てなかったり、考え方が違うことに悩んだ時期は私もたくさんあったけど、意外と異なる意見を持っていることで頼られる場面が増えてきたように思います。
「みんな違うんだから普通なんてどこにもない」「変わっていることは特別ということだ」と教えてくれた人が私にはいたので、自分の持っているものから目を逸らさず、誇りを持とうと今は思う。
ほんの少しだけ、誰かの勇気と元気になれる
私が目指す物語を書き続けるために。
同じように悩む人たちにも、そんなきっかけが来るといいな。
なんだか昔の自分の心の中をたくさん思い出したお話でした。