庭の椿が艶やかに咲いております。
椿を見ると、蜷川幸雄氏の『弱法師』を思い出します。
蜷川さんの舞台演出はとても独特ですが、
『弱法師』ではずっと、赤い椿が
ぽと、ぽと…
と天井から落ち続けていたのが印象的でした。
仄暗いその美しさが不気味でもあり、刹那的でひどく物悲しく
何年たっても記憶に残っています。
花がポロッと落ちるさまが不吉だと言われる椿ですが、
別名、耐冬花とも呼ばれるそうで。
冬を耐え凌ぎ、咲き誇るからこそ
美しいのでせうか。。
ちなみに、うちの椿さんは二色咲きです。
でも父が、庭に畑をこしらえようと
この場所を狙っているようす…
やめて。
柿の木はいいけど、この子は切らないで！！
断固阻止するワ
