昔はよく、自分のことについてグダグダと考えていたなと思う。
隣の芝生はいつも真っ青で瑞々しくて、
なのにどうして私は……私なんか……そんなことばかり。
今でもプラス思考じゃない。
肝心な時こそマイナスに沈む。
昔ほどじゃないけれど。
小説を書いている時だけは生きている気がする。書き終わると自信がなくなるけど。
どんなに追い込まれても、なんだかワクワクしたり。負けるか!って思う。乗り越えてみたいと思う。Mかね?w
人に合わせるのは得意。私は一見害がなさそうに見えるはず。
でも中身は面倒くさい人間なので、
小説を書くんだと思う。
本当の気持ちを言葉にするのが下手だから。
声に出さないかわりに、文字に乗せて外に吐き出す。
それが出来るから、普通の人間でいられるように思う。
何か一つ、ほんとうの自分を映せる場所やものが、人には必要だよね。
どんなに元気な人でも、恵まれた人でも悩みや苦しみはあるもの。
ないと言っても、それは見ないようにしているだけ。いっときの楽しさに振り回されて、気づかないだけ。
闇は抱えるものだとある人に言われたことがある。
闇はあって当然なのだと。はじめてそんなことを言われたのでびっくりしたけど、
安心した。
だから、暗くジメジメしたことばかり考えて
しまっても、自分を情けない、劣っていると卑下する必要はない。
世界は厳しいこともある。
でも必ずやさしい瞬間もある。