売ってしまった! と諦めていた
漫画を発見^_^
岩本ナオさん
『金の国 水の国』
読み返したら、なんだか泣かされたっ(;o;)
あらすじは密林先生に任せますが↓
とにかく、主人公のA国の王女さまがかわいい!
ぽっちゃりで決して美人ではないけど、
本当に優しくて心が美しい。
自分が恥をかいても、大事な人を守るため無茶な賭けをしてしまうような強さを持つ
心から応援し、共感したくなる素敵なヒロインなのです。
そして彼女がひょんなことから出会う、
敵対するB国の青年の言葉もジーンと胸に沁みます。
王女が自分の容姿のことでけなされ
「みっともない」と涙を流すと、事情を知らないはずなのに、みっともないところはない!と彼女を励ますのもよかった。。
たぶん、この青年イケメンではない。
でも、いい男というのは
整った容姿や腕っ節の強さではなく、
簡単に折れない信念を持つことや、実直さ、誠実さがある人なんだろうなぁと、これを読んで思った。
こういう人に選ばれたら、女性は幸せになれるんだろな。
主人公以外のキャラクターも非常に魅力的で、
どの人物も秘めたるものがあって、その想いに熱くなります。
何より始まりから着地までのエピソードが自然で感動的。まことに羨ましい構成力です。
「好き」「愛してる」そういう言葉がなくても
二人が惹かれあい、お互いがかけがえのない存在になっていく過程が、二人のとる行動によってしっかり描かれていて、こっちまで幸せになれる。
物書きの端くれとして、出会えてよかったと思える一冊です。
わたくしも精進せねば💦
売ってなくてよかった!!w
本棚整理、バンザイ。